スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

AMPERIOR × MOMENTUM 徹底比較♯3

IMG_1989.jpg IMG_1990.jpg


第3回目になる比較検証であるが、今回はより詳細に各ジャンル及びアーティストのマッチングについて解説してみたいと思う。
前回結論付けした様に、やはりAMPERIORはロック向きでありMOMENTUMは多くのポップ系ミュージックに向いていると思われる。



ロック、オルタナ界では定番であるレッドホッドチリペパーズを例に説明してみたいと思う。

AMPERIORが鳴らすレッチリはより刺激的でありノリがいい。
ドラムスの攻撃的なプレイが印象的で自然と体を揺さぶるノリの良さである。
弾む様な軽快さでありながらしっかり軸となるベースラインの音色はよりノリの良さを加速させる。
ヴォーカル定位が前面に押し出されロックならではの定位感を再現する。
エレキギターの音像はナイフの様に細く鋭い。高音が耳に刺さる事もなくすっきり鳴らしてくれる。
シンバルはリズムを刻みスパイスを加える。こちらも鋭くキレが良い。
空間表現や立体感は皆無であるがロックに必要な要素を十二分に発揮し、頭の中を掻き回す荒々しさがありアドレナリンが分泌する。

一方MOMENTUMであるが、AMPERIORとは真逆を行く性格であり、レッチリを鳴らすには力不足を感じずにはいられない。
音との距離感が遠く、ヴォーカルは更に遠い。高音域は丸く優しい聴かせ方をするので、エレキギターの鋭さが弱く、シンバルも刺激に欠ける。
AMPERIORでは攻撃的だったドラムはMOMENTUMでは印象が薄く、ノリの良さに欠けるのである。
解像度が高く空間表現に優れており、MOMENTUMで聴くレッチリが決して悪い訳ではないのだが、迫力に欠けノリの良さが伝わってこないのである。
良く言えばお上品で聴き疲れしないサウンドである為、それがメリットとなりうる考え方もある。とフォローさせて頂く。


では続いて、比較的録音が軽めなアヴリル・ラヴィーンの楽曲で解説してみたいと思う。
アヴリルの楽曲はパンクサウンドからオルタナ、アコースティック、ダンス系ナンバーとそのジャンルが多岐に渡るため、今回はパンキッシュで軽快なContagiousと言う曲をリファレンスとする。


AMPERIORで鳴らすアヴリルにはスピード感がありドライでクールなサウンドである。
バスドラムが鼓動の様に響き乾いたスネアドラムの弾ける音がスピード感に拍車をかける。
アヴリルの歌声はクールで挑発的であり、その反面後半の愛らしいコーラスとシンクロする。
コードを鳴らすエレキギターとベースは見事に一体化、ずしりと響くラインを構築する。
お見事である。

MOMENTUMで鳴らすContagiousはやはりお上品な仕上がりとなる。
AMPERIORでは弾けるスネアドラムが印象的であったが、MOMENTUMでは上質で落ち着いた音を醸し出す。
だがContagiousのイメージとは少し違う。
全体的な音像が少し遠いので迫力が低下、まったりしたサウンドである。
AMPERIORではクールで挑発的だったアヴリルの歌声だが、MOMENTUMが聴かせてくれるアヴリルの歌声には驚いた。
ウェットで誘惑的である。私はこちらの方が好みだ。
当然Contagiousのイメージではなくノリの良さの妨げとなる。
悪くはない。悪くはないのだが、AMPERIORとの比較ではやはり見劣りを感じるのである。



では、ロック以外のジャンルに焦点を絞って解説していこうと思うのだが、正直書く事が殆どない。
何故ならばAMPERIORにロック以外のジャンルは全く合わないからである。

R&Bアリシア・キーズでは印象的なピアノもただ鳴っているだけ、アリシアの歌声に艶っぽさはなくただただ五月蝿く感じてしまう。空間表現が皆無で全てが台無しと言える。
ジェニファー・ロペスのダンスナンバーでは重低音が鳴らずゴムボールの様な質の悪い低域を鳴らし聴けたものではない。安いウーファーを積んだカーステレオから流れる下品な音である。

多くのPOP系ミュージックではベース音が強調されすぎており他の帯域の音色を妨げる。
音の押し出し感が異常に強い為に聴き疲れが激しく、解像度も低い為音楽を純粋に楽しめないのである。
ジャズやクラシックに至っては説明するまでもないであろう。

あくまでもMOMENTUMとの比較評価であるが、やはりMOMENTUMは上品で優しく質の良い音を再現してくれる。
沈み込む重低音、艶のあるヴォーカル、各楽器の音像、音の強弱をしっかりと再現、多くのジャンルをそつなくこなし、ソースを忠実に再現するといった印象である。

前述の様にこれ以上書く事が思い浮かばない。比較する事自体がナンセンスである。



私が出した結論としては、両機種ともに非常に優れたヘッドホンである。
値段以上の満足度は得られるであろう。両機種共にオススメできるヘッドホンであるのは間違いない。

しかしながら両機種ともに使いどころが肝心である。
特にAMPERIORは性格がキツくクセがありソースを選ぶヘッドホンである。
ロック意外のジャンルではその真価を発揮する事が出来ず残念な印象であるが、
究極にロックに特化したヘッドホンでありその右に出る者はいないであろう。
ロックを鳴らすならAMPERIORであり、それ以外の選択肢は存在しない。と言っても過言ではない程の完成度であり素晴らしいヘッドホンである。

一方MOMENTUMはロックには不向きで優しい音色を奏でる大人しいヘッドホンである。
故にノリを求めるのは少々無理があり迫力に欠け、ポータブル機としては特徴の無さが評価を下げる要因かもしれない。
しかしながらMOMENTUMは、多くのジャンルを忠実に再現し所謂オーディオっぽい音を奏でるヘッドホンであり、その実力はこの価格帯にして驚愕のパフォーマンスを発揮する優れたヘッドホンである。



両機種ともに、購入してから一ヶ月足らずと日が浅く、私自身の聴き込みも不十分である為参考程度に受け止めて頂ければ幸いである。


AMPERIORは過激でノリが良く脳を揺さぶるアドレナリンホンである。
MOMENTUMは上品で質が良く脳を癒すヒーリングホンである。

上記のキーワードで一度両機種を試聴してみてはいかがだろうか。


(SENNHEISER / MOMENTUM ゼンハイザー モメンタム)(SENNHEISER / AMPERIOR ゼンハイザー アンペリア)
スポンサーサイト

AMPERIOR × MOMENTUM 徹底比較♯2

ゼンハイザー密閉型ポータブル機アンペリアとモメンタムの比較検証である。
前回に引き続き、今回は両機種の音質に関する特徴を述べたいと思う。

音質に関する見解は、各個人の音楽に対する考え方や捉え方によって大きく異なる為、あくまでも主観であることを予めご理解願いたい。
両機種ともにポータブルヘッドホンとしての評価である為、使用環境はiPod classicからの直接出力である。


早速だが初めに結論から言ってしまおう。

AMPERIORはロック向きであり、MOMENTUMはポップス向きである。

大雑把な振り分けではあるが詳細について述べたいと思う。

AMPERIORは音の押し出し感が強く、また音の距離感が非常に近い為、ハウジングや鼓膜を揺るがす程の音圧を感じ、迫力あるサウンドを聴かせてくれるヘッドホンである。

一方MOMENTUMは対照的であり、音の押し出しは弱く距離感も遠く感じる。
ベールを一枚被せた様な温かみのある音質でまったり優しく音源を再現するヘッドホンである。

解像度はMOMENTUMの方が高く、音の定位、分離感も良く各楽器の音像をより明確に聴き取る事が出来る。
AMPERIORはすっきり軽快で明るい印象であるが、解像度や空間表現等に乏しく各楽器の音像を纏めて勢いよく押し出しノリの良いサウンドを再現する印象である。

分かりやすく言うとすれば、AMPERIORは過激でノリの良いヘッドホンであり、MOMENTUMは上品で優しいヘッドホンである。



では、両機種の周波数特性について解説していこう。

高音域に関しては両機種とも性能的に伸びるものではないので割愛させて頂こう。
ポータブル機としては十分であり特に問題を感じる事はないであろうと付け加えておく。

AMPERIORは中低音が豊かで、特にベースライン、バスドラムが強調されたサウンドである。
バスドラム以下の帯域、所謂重低音の出力が控えめであり弾むような低音を再現し、軽快でスピード感のあるサウンドを聴かせてくれる。
ヴォーカル定位もより前面に出されており、分厚いサウンドが特徴である。
その反面、超低域を含むソースでは物足りなさを感じる場合が出てくるであろう。
重低音を鳴らすR&Bやシンセサイザーによるベースラインを鳴らすポップス等では物足りなさを感じ、フラットなソースではベースラインが他の帯域を邪魔する事もしばし見受けられる。
故にポップスには不向きではないだろうか。と言うのが私の見解である。

一方MOMENTUMは、重低音から高域までフラットに、あくまでもソースを忠実に鳴らすという性格である。
低音はより低い帯域で鳴らし、深く沈み込む様に再現する為、テンポの早い曲ではスピード感が落ち、リズムを刻むバスドラムも低い位置で鳴る為躍動感に欠け、比較的ロックには向かないのではないだろうかと考える次第である。

低音が豊かで個性的な迫力あるサウンドが好みであればAMPERIOR
解像度が高くフラットなピュア指向であればMOMENTUM

全く性格の違う両機種の印象はこの様な感じではないであろうか。



以上、購入からまだ日の浅いMOMENTUMとAMPERIORであるが、これまでに私が感じた両機種の印象は此の様な感じである。

あくまでも主観による分析であり、比較を前提に検証している為、参考程度に留めて頂きたい。
両機種共にオールマイティに使えるヘッドホンであるのは言うまでもなく、比較的観点から向き不向きを言及したまでである。
AMPERIO、MOMENTUMともに非常に満足度の高いヘッドホンであると言えるであろう。
両機種の購入を検討されている方の手助けになれば幸いである。



次回、各ジャンル及び、各アーティスト毎のマッチングについて検証する予定である。


(SENNHEISER / MOMENTUM ゼンハイザー モメンタム)(SENNHEISER / AMPERIOR ゼンハイザー アンペリア)

AMPERIOR × MOMENTUM 徹底比較♯1

アンペリアとモメンタムの比較をしてみたいと思う。
発売されてまだ間もなく、ネット上でのレビュー等も出揃っておらずこの両機種で迷っておられる方も多い事だろう。
ゼンハイザー密閉型ヘッドホンの代表2機種の徹底比較である。




MOMENTUM(モメンタム)実売価格:29,800円(2012/11現在)

本体重量 : 約180g (ケーブル重量を除く)
型式 : ダイナミック・密閉型
周波数特性 : 16 ~ 22,000Hz
インピーダンス : 18Ω
感度 : 110dB
ケーブル1 片出し、左側約1.4m APPLE用、マイク付リモコンケーブル
ケーブル2 片出し、左側約1.4m
プラグ形状 :
角度調整型3.5mmステレオミニプラグ(ケーブル1 )
ストレート型3.5mmステレオミニプラグ(ケーブル2 )
付属品:収納Box、2種類のケーブル、6.3mm変換プラグ



AMPERIOR(アンペリア)実売価格:29,800円(2012/11現在)

質量 : 約6.7オンス
型式 : ダイナミック・密閉型
周波数特性 : 16~22,000Hz
インピーダンス : 18Ω
音圧レベル : 120dB
ケーブル形状 : 片だし
プラグ形状 : 3.5mm ストレート型
付属品:2種類のケーブル


両機種ともにインピーダンスが低くポータブルプレーヤーからの出力であっても十分なパフォーマンスを発揮する。
両機種ともApple製品専用ケーブルと通常のケーブル二種類が付属。

IMG_1988.jpg


クリックで拡大
Untitled.jpg IMG_1995.jpg
NEW2Untitled.jpg Untitled3.jpg 


見た目や質感は好みが分かれるところだろうか。
付け心地に関しても両機種とも対象的でありAMPERIORは万力の如く締め上げるピッタリ密着する仕様。
オンイヤータイプで耳を覆う形状ではなく耳に押し付ける形である。
側圧が強く不快感を覚える可能性があり、ある程度の慣れが必要である。

一方MOMENTUMは優しくゆったり耳に乗せ全体を覆う形になる。
側圧はちょうど良く付け心地は快適だが頭を揺らすとイヤーパッドがずれる可能性がある。

両機種ともに常識的な音量での使用であれば音漏れの心配はない。
当然大音量での使用であれば両機種共にかなりの音漏れが懸念されるであろう。

Apple製品専用ケーブルはMOMENTUMの方が使いやすい。
AMPERIORが特別使いづらいという訳ではなく、MOMENTUMケーブルの完成度が高すぎるのであろう。

音質に関してはポータブル機と割り切っての使用であれば両機種ともに満足のいく音質である。
それぞれ個性的な音を聴かせてくれるヘッドホンであり好みが完全に分かれるところであろう。
見た目と音質が比較的マッチしておりAMPERIORは若者向けの見た目と音質、一方MOMENTUMは年齢層の高い位置にターゲットを向けている模様、見た目と質感そして音質もその傾向が感じられる。
音質に関する詳細は次回以降に書き綴ろう。

簡単ではあるが見た目と付け心地の評価である。

AMPERIOR購入からまだ日が経っておらず、聴き込み不足である為、詳細な音質に関する調査は追々書き綴って行く次第である。


(SENNHEISER / MOMENTUM ゼンハイザー モメンタム)(SENNHEISER / AMPERIOR ゼンハイザー アンペリア)
sennlabo
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
プロフィール

まーや毒毒

Author:まーや毒毒
ゼンハイザーヘッドホンに拘って色々な観点から使用感等を綴っていこう。

最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。