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HD700 インプレッション

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型式:ダイナミック・オープンエアー
本体重量:約292g(ケーブル重量除く)
周波数特性 :15 ~ 40,000Hz (-3dB)
       8 ~ 44,000Hz (-10dB)
インピーダンス : 150Ω
感度:105dB
ケーブル形状:両だし、3m
プラグ形状 :6.3mm、ストレート型
実売価格:89,800円(2012/10現在)



ロングセラーHD650とフラグシップ機HD800の間に生まれ、価格帯も微妙な位置付けであり、なかなか手を出しにくい機種なのかもしれない。
購入を躊躇しておられる方々も多い事だろう。
簡単に言ってしまえば、買って損はない満足度の非常に高いヘッドホンである。

装着感は文句無しの非常に優れた作りであり、長時間ストレス無く音楽を楽しむ事が出来る。

音の傾向としては低域から高域まで満遍なく鳴りヴォーカルの定位がより前面に押し出されているといったところか。
解像度や各楽器の分離感、立体感等は秀逸で演奏の生々しさがリアルに伝わってくる。
特に低音域が良く、HD800の欠点を補う様である。
上品でありながら、迫力と締まりのある音像と質を奏でるHD700の低音域は、素晴らしいと言えるだろう。
高音域に関しても不足は感じず、完璧なチューニングと言っても過言ではない程の完成度である。
低域の深く沈み込む重低音、スネアドラムの生々く弾ける音、ヴォーカルの息づかい、シンバルの残響音等、各帯域に過不足は感じられずバランスの優れた音を醸し出してくれる。
特徴の無さを指摘する声も散見されるが、特徴の無さ=完璧な仕上がり。と解釈しておこう。

個人的に感じる特徴としては、あらゆるジャンルに共通して若干の冷たさを感じる。
冷たさと言っても氷河や樹海はたまた冷酷さと言ったイメージのものではなく、精巧なガラス細工や水晶等どこまでも透き通る美しい冷たさであると表現しておこう。
美しく澄んだ冷たさの中、アーティストの表現する一点の温もりを感じた時に絶妙なバランスを感じずにはいられない。
HD700の素晴らしさを認識する瞬間でもあるのだ。
解像度の高さを裏付ける印象なのかもしれない。

これらの点については上流環境に大きく左右され、また人によって感じ方は異なるのであくまでも私個人の意見として留めてほしい。

あらゆるジャンルをそつなくこなす優秀さを持ち、不向きなジャンルは特に見当たらない。
強いて不向きを上げるとすれば、録音や音作りに対する拘りの薄い邦楽POPやロックでは、HD700の素晴らしさは実感出来ないのではないだろうかと考える。
邦楽全般がそうであるというわけではなく、アルバムリリースサイクルの早いアーティスト等の録音の悪さや音作りの荒さがHD700では顕著に感じ取れるからである。
そういったジャンルの音楽をよく聴くのであればHD700のようなヘッドホンではなく味付けの濃いヘッドホンの方がより楽しめるのではないだろうか。

私の好みとしてはHD700が聴かせてくれるJAZZ女性ボーカルの素晴らしさは感動そのものである。
各アーティスト毎のレビューはおいおい書いて行く事としよう。

実売価格8万円前後と高価格なヘッドホンではあるが、価格以上の満足度は容易に得られるであろう。
ゼンハイザー最新機種ならではの完成度の高さを味わってみては如何だろうか。

(SENNHEISER / ゼンハイザー HD700)
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ゼンハイザーヘッドホンに拘って色々な観点から使用感等を綴っていこう。

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