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♯1_ Cypher Labs AlgoRhythm Solo-dB / ALO Rx Mk3-b インプレッション

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先日の記事で紹介したポータブルヘッドホンアンプ''ALO RX MK3-B''及び
iPod/iPhoneからデジタル出力対応ポータブルDAC ''Cypher Labs AlgoRhythm Solo-dB''のインプレッションである。

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SOLO-DB、RX MK3-Bともにバランス接続が可能であり、ALO Copper 22 Balanced to Balancedを使用してのバランス接続である。
尚、Rx Mk3-bからヘッドホンへの接続はシングル接続である。


iPod/iPhoneで音楽を再生する方法として以下の3つの方法が挙げられるので簡単に説明しておこう。

一般的な音楽再生として、記録されたデジタルデータをiPod/iPhone内蔵のD/Aコンバーターを通して、デジタルデータからアナログ信号に変換する。(以下DAC)
変換されたアナログ信号はiPod内蔵のアンプを通して音量を増幅、イヤホンジャックから出力される。
最も一般的な再生方法である。

次に、記録されたデジタルデータをiPod内蔵DACを通してアナログ信号へ変換し、iPod内蔵アンプを通さずに充電、同期用DOCK端子から専用のラインアウトケーブルを使用し、アナログ信号を出力する方法である。
この場合、外部アンプとの接続を行い音量を増幅させる必要がある。

そして今回私が購入した機器では、iPod内蔵DAC及び内蔵アンプを回避させてデジタルデータを抜き出し、全てを外部で処理させる方法である。
iPod内から直接デジタルデータを取り出すにはAppleの認可した専用機器が必要であり、その対応機器の数は多くない。

何故外部機器にデータを投げる必要があるのかと言えば、要するにiPod内蔵のDAC及びアンプの性能は悪く、音質が良くないからである。
原音を忠実に再現する為にはDAC部の性能が重要となり、音の配置、空間表現、音色の善し悪しはアンプ部に依存するのである。

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私がSolo-db及びRx Mk3-bを購入した経緯は次の様な理由である。
職場での休憩時間にiPod classic直挿しで聴いていたMOMENTUM & AMPERIORであるが、
よりパワフル且つ繊細な音の表現、そしてお気に入りのアーティストをもっと上手く鳴らしてほしいと望んだ結果である。
ポータブル環境として割り切れば、iPod直挿での音質に大きな不満があった訳ではなく、AMPERIOR及びMOMENTUMの仕事ぶりには満足していた筈なのだが・・・・。
詰まらない些細な拘りを発揮した結果である、否これぞ男のロマンであると訂正しておこう。

ポータブル機としては非常に高価なヘッドホンアンプ及びDACではあるが、その実力は如何なるものであろうか。
今回はiPod classicの音源をSolo-DB & Rx Mk3-Bを経由して、MOMENTUM & AMPERIORで試聴したインプレッションである。

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左側の機器がSolo-DB、DACである。
コアキシャル出力対応でありD/Dコンバータ(デジタルtoデジタル)としても使用が可能。
電源以外に特に操作するところはなくiPod classicからUSB入力するのみである。

右がRxMk3-b、ヘッドホンアンプである。
前面には左から、ヘッドホンアウト(ミニジャック)、バランス出力MiniXLR端子、三段階の調整が可能なゲイン切り替えスイッチ、BASS調整ノブ、音量調整ノブである。
電源の入切はヴォリュームノブ0位置で行う為、毎回音量調整する必要がある。
BASSコントロールは低音量を増幅させると言う印象ではなく、低音を緩める効果がある。
三段階調整可能なゲインスイッチは出来る限り低い位置に設定するのが無難であると言えるだろう。
特にインピーダンスの低いヘッドホンではゲインを高めるとホワイトノイズが気になるからである。
バランス出力端子は4PIN XLRに対応、別途変換アダプタを購入する必要がある。
変換アダプタ及びHD800用バランスコードをALOから取り寄せ中である。
後日バランス駆動に関するレビューを書きたいと思う次第である。


さて、実際にAMPERIOR & MOMENTUMを鳴らした感想を簡潔に記していこう。

先ずはじめにAMPERIOR、MOMENTUMともに、RxMk3-B電源投入時の無音状態で若干のホワイトノイズが聴き取れる。
正直これにはがっかりさせられたのであるが、音楽を再生させるとそのガッカリ感は一気に吹き飛ぶであろう。

MOMENTUMでは解像度の向上が凄まじく、こもり気味だった音質が一気に晴れてクリアな音質に変貌する。
音の押し出しが弱く、音との距離感も遠く弱々しい印象であったMOMENTUMが、水を得た魚のように元気に踊り出す。
各音像定位がより明確に、高音域の伸びも素晴らしい。
低音域の量が増し力強く迫力あるサウンドを聴かせてくれる。
まるでロバート・ブルース・バナーがハルクに変身するような感覚である。

AMPERIORでは解像度はほどほどに良くなるが、一聴して音質の違いに気付けない私であった。
眉を顰めてしばらく聴いてみたのだが、私の駄耳ではその素晴らしさに気付くまでに時間がかかったのだ。
音の押し出し感が異常に強く、音場が狭苦しく荒々しいAMPERIORがなんともまあテクニカルな音を聴かせてくれる。
音場が一気に広がり奥行きがグッと増す。
それに伴い各楽器の配置は明確に、分離感が格段に向上したのが伺える。
音の押し出し感も力強さを残しつつ、程良く刺激的なサウンドを聴かせてくれる。
音が近く強く勢いだけで聴かせる印象であったAMPERIORが、音楽を綺麗に且つダイナミックに聴かせてくれるのである。
手を焼いた不良息子が立派な社会人として成功する様な、そんなよく解らない感動だ。

両機種共に飛躍的な音質向上を得る結果となり大変な満足感である。

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RxMk3-Bのアンプとしての性能は、若干のホワイトノイズが気になる所であるが、非常にクリアで高解像度、空間表現が素晴らしいアンプと言えるだろう。
周波数特性的に中低音が豊かで重低音の表現も良い。全体的に分厚く迫力あるサウンドを聴かせてくれるアンプである。

ともあれRxMk3-B 及び Solo-DBともにバランス駆動をメインに設計された機種であると思われる故、フルバランス駆動をメインに今後レビューを追加して行きたいと考える次第である。
ポータブル専用機としての使用では、あまりにも高価で敷居が高すぎる機種であるのは言うまでもなく、MOMENTUMやAMPERIORをバランス駆動させるには改造が必要である為、現状ではシングルエンドでの駆動に留まっている。
据え置き機としてHD800やHD650を十分に駆動可能である為、自宅でのメインアンプとしても使用可能なパワフルさを持つ優れた機種であると言えるであろう。
私自身の満足度としては満点に近く、音楽の楽しさを再認識させてくれる非常に良い買い物であったというのが率直な感想である。
まだ購入してから数十時間程しか鳴らせておらず、バーンインによる音質の更なる安定に期待するところである。



しかしながらiPod classicを鳴らすだけの目的で、こんな大卒初任給以上もする様な小さな箱を買う人間などいるのだろうか?などとオンラインショップを眺めながら思っていた私である。
一体どんな人間がこんなおもちゃを買うのか見てみたいな、などと嘲笑していたのであるが、ふと我に返る。

私か・・・。


♯2_ Cypher Labs AlgoRhythm Solo-dB / ALO Rx Mk3-b バランス駆動


(SENNHEISER / MOMENTUM ゼンハイザー モメンタム)(SENNHEISER / AMPERIOR ゼンハイザー アンペリア)
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